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デジタルマーケティング|少数精鋭で挑むUUUMのデジタル広告チーム

デジタルマーケティング|少数精鋭で挑むUUUMのデジタル広告チーム

―はじめに、デジタルマーケティングの事業概要について教えてください。

M.Yさん:「デジタルマーケティング」というグループにおいて、UUUMに所属する多様なクリエイターのユニークな才能や、彼らが築き上げた熱量の高いコミュニティを活かし、デジタル広告と掛け合わせることで広告主のマーケティング課題を解決するのが私たちの部署です。

一般的な広告代理店とは異なり、デジタル広告のメニューを販売するだけでなく、「クリエイターとの共創」を核としたコミュニケーション設計にこだわっていることが特徴です。企画力やクリエイティブな発想を武器に、記憶に残る広告体験を提供するということを重視しており、それが強みでもあります。

―おふたりが所属されているデジタルマーケティンググループは、どのような組織体制ですか?

M.Yさん:「セールス(営業)」と「トレーディング(運用)」の2つのチームで構成されており、私はセールスのリーダーを、H.Dさんはトレーディングのリーダーを務めております。

各チーム3名ずつ、計6名の少人数体制ですが、メンバーは全員がデジタル広告に精通しており、少数精鋭の組織です。年齢層は20代後半から30代前半が中心となっております。

―それぞれの具体的な業務内容と働き方を教えていただけますか。

M.Yさん:UUUMの強みである「クリエイターとの共創」を軸に、広告主様からプロモーションのニーズがあった際、クリエイタータイアップ施策とデジタル広告施策を掛け合わせた全体戦略立案を担うのがセールスの役割です。社内の関係部署と密に連携しながらプロモーション効果を最大化するための戦略を組み立てていくため、他部署との連携力や自ら機会を取りにいく積極性、能動性が求められる環境だと思います。

働き方はリモートと出社のハイブリッドスタイルを採用してますが、出社していなくとも情報共有が活発な部署で、トレンドやマーケットの動きに敏感なメンバーが多く、知的好奇心を刺激される機会が多いです。そうした空気感の中で働けるのは、大きな魅力だと思います。

H.Dさん:私たちトレーディング(運用)チームは、クリエイターをキャスティングして制作したクリエイティブを、各プラットフォームに入稿・配信し、その効果を分析する業務がメインの仕事です。また、予算や入札の管理に加えて、配信結果を基にした戦略立案やPDCAの推進も行っており、広告効果を最大化するための専門的な仕事を担っています。

私はリモートと出社が半々くらいの働き方をしています。

―過去に実施した具体的な取り組み事例としては、どのようなものがありますか?

H.Dさん:金融業界の広告主様との取り組みで、当初はTVCMの動画をSNSプラットフォーム上で配信していたものの、視聴数が伸びず、態度変容にもつながらないという課題がありました。

そこで、クリエイターをキャスティングした広告を提案し配信を行ったところ、公開直後から「このクリエイターが紹介しているから気になる」「このクリエイターがおすすめするなら試してみたい」といった、ファンの方々からの熱量の高いコメントが数多く寄せられました。

クリエイターを通じてサービスに興味を持っていただける機会を創出できた好事例であり、非クリエイターのクリエイティブと比較して、視聴率や認知の想起、態度変容といった主要な指標すべてで高いパフォーマンスを記録しました。広告主様にも非常に満足いただけた案件になりました。

このように、「誰に・どんなメッセージで・どう届けるか」という戦略を設計し、成果につなげていくことが私たちトレーディングチームの役割です。

―この事例の場合、セールスとトレーディングの役割分担は、どのようにしていましたか?

M.Yさん:セールスは、広告主の現在のマーケティングフェイズを踏まえ、今何を重要視すべきかを分析し、「何をどう変えるべきか」という施策のあるべき形から提案しました。

特にデジタル広告を実施するフェーズにおいては、納品品質を担保して「次に必要なアクションはなにか」をデザインするのがトレーディングチームの役割になります。一般的にトレーディング担当は「ミスなく運用する」ということを求められるため、単純に運用する人と見られがちです。しかしながら、UUUMではデジタル広告×タイアップ施策というマーケットでは稀有な施策であるため、より広い視点で広告主様の施策に関する意思決定を変えるべきエビデンスを発見し、提示し続けるために運用を行うというポジションであると考えております。本案件も例外ではなく、トレーディングチームが前のめりに提案に参画し、細かく改善点を分析→ 提案を繰り返していました。

広告主様と直接やり取りする割合で言えば、セールスが7、トレーディングが3くらいのバランスです。

基本的にはセールスがフロントに立つことが多いですが、トレーディング担当が直接広告主様と会話したほうがより鮮度の高い情報を伝えることができるため、トレーディングチームも前に出る機会は少なくありません。

そのため、セールス・トレーディングどちらの立場でも、顧客折衝力は求められます。

―おふたりにとって、仕事のやりがいや面白さはどんなところにありますか?

M.Yさん: 「インフルエンサーマーケティング×デジタル広告」という領域は、まだ活用しきれていない広告主様も多く、僕自身で調べたところこの市場の推定規模は9,000億円という大きな可能性があると考えています。その中で、クリエイターに紐づく界隈へのタイアップ施策を通じて新しい情報価値を創り出し、まだクリエイターに出会っていない人へ広告配信という手段で”広告 < コンテンツ”という感覚を持ってもらうというサイクルを実現する。この過程の中で人々の反応や、変化(態度変容)を当事者として直接感じられるのが単純なデジタル広告を担うポジションとの大きな違いであり、大きなやりがいと言えます。

前提として、UUUMは単にクリエイターとのタイアップ施策を販売するのではなく、「誰に何をどう届けるか」を重視する会社です。その背景としては広告主様が消費者に届けたいメッセージをより広告感なく、コンテンツとして楽しみながら届けるために、常にクリエイターの思想を理解してコンテンツ制作を行うことを重視しているから。これこそ本当の意味でのクリエイターとの「共創」であり、まだ見ぬ人々と商材・企業を繋ぐ最善の手段になると我々は信じております。言葉にすることは非常に簡単ですが、この世界の実現はなかなか難易度が高く、インフルエンサーマーケティングとデジタル広告の双方向からの知見が必要になるため、ユーザートレンドを加味した答えなき検証の旅を続けることも面白さの1つですね。

H.Dさん:私は、広告配信を通してクリエイターのファンの方々からのエンゲージメントを直接感じられること、そしてそれが広告効果として目に見える結果に繋がるところに面白さを感じています。そうした反応に一番近く触れているのがトレーディング担当でもあるので、「クリエイターをきっかけにこのサービスに興味を持ってくれたんだな」と実感できたときは、本当に嬉しいです。

特に、自分の中で「この人を起用したい」と思っていたクリエイターを実際にアサインでき、そのクリエイティブのパフォーマンスが良かったときには、達成感を感じますね。どの属性のクリエイターで、どのような動画構成、表現なら効果が出るのか、その仮説と検証の繰り返しに自分の“好き”が重なったとき、UUUMならではのやりがいを強く感じます。

―逆に難しさはありますか?

M.Yさん:UUUMが元々インフルエンサー事務所であるため、広告主様からはコラボやタイアップの提案は期待されても「デジタル広告までやる会社」とは知られておらず、我々と施策のパートナーシップを組んで頂くための道のりに難しさを痛感します。

だからこそ、「今回我々と作ったタイアップクリエイティブが、広告配信に落とした際に、どんな価値を証明するのか」「なぜ配信すべきなのか」を自分たちでゼロから定義しながら論理立てて提案することが不可欠なケースがほとんどです。

端的に言うと、一般的な広告代理店様よりも提案のプロセスが一段階多いのは難しいと感じる部分ですね。

H.Dさん:広告配信後の効果測定において、これまで視聴数の伸びやリーチといった定量的な結果をレポーティングすることが多かったです。これらは広告の到達度を示す重要な指標ではありますが、定性的な態度変容の深掘り、広告が消費者の購買意欲やブランドへの好意にどれだけ貢献したのか、その真の価値を読み解くことは非常に難しい課題があります。

よって直近では積極的にブランドリフト調査や態度変容調査を絡めた上での提案を心がけています。広告投資が最終的にユーザーの行動と感情にどう影響したのかを、説得力のある形で可視化することを目的としていて、広告戦略の次なる一手を見出すための判断材料として活かしていきたい思いがあります。

―他の広告会社や代理店と比べて、UUUMだからこその魅力や強みはどんなところにありますか?

M.Yさん:一般的な広告代理店様では、広告配信のオファーに対して「目標数値をクリアするためにどんなメディアプランニングにするのか」「広告配信後どう改善するか」のふたつのレバーが主軸になりますが、UUUMの場合はその前段階の「クリエイティブを生み出す」という独創的なレバーがあります。

つまり、広告主様のニーズに対しクリエイターのトンマナにあった企画を元に独自のクリエイティブを生み出し、タイアップ施策で界隈の反応を鑑みて、そのクリエイティブを誰に届けるのか、そのターゲットに対して最適なメディアは何かをデザインするという内容になるため、プランニングレバーが一つ多いのが明確な違いであり魅力と考えてます。

また、UUUMには膨大な数のクリエイターとのリレーションがあるため、広告代理店様でいう数万人のクリエイティブディレクターを抱えているのに近い状態です。例えば100人のクリエイターに依頼すれば100通りの異なるクリエイティブが上がってきて、それぞれのクリエイターに紐づく界隈へ発信する手段がある。これは他社には真似できない、UUUMにとって唯一無二の強みだと思います。

H.Dさん:私は広告代理店から転職してきましたが、前職の大手広告代理店では、営業とトレーディングが明確に分かれた縦割りの組織体制が印象でした。それぞれの役割が専門化されることで効率は担保されるものの、「点の作業」に終始し、広告全体の大きな流れや広告主様への深い貢献を実感しにくい側面があったのは正直なところです。

しかし、今のチームは運用者でもトレーディング業務だけではなく営業の提案に関わり、企画の全体設計の上流工程からクリエイティブ提案まで一貫して携わることができます。

運用者でありつつも単なるオペレーション業務の繰り返しではなく、様々なスキルと視点を習得できるため、今後のキャリアの幅は広がるとは思います。

―デジタルマーケティングのポジションにマッチする人物像を教えてください。

M.Yさん:採用ページにも熱量を込めて書かせてもらっていますが、”誰も成功者がいない未開拓のマーケット”に一石を投じるビジネスチャンスにワクワクできる人にぜひ来て欲しいと考えています。

成功者がいない=正解がない環境なので、仮説検証のサイクルをずっと回し続けられる、可能性が1%でもあるなら机上の空論に終わらずすぐ行動する、そんな環境を楽しめる人が合うと思っています。そういった方々の共通点としては、より素直な側面を持ち成功より失敗に熱狂する人が多いです。僕自身も含め現メンバーはそうですし、オープンマインドなコミュニケーションができる人が望ましいです。

社風としても自分が「最高の失敗」といえるトライならば、むしろ失敗を賞賛する文化があります。僕も部署異動後すでに数え切れない数の失敗していますが、失敗をしないと次の意思決定の精度が向上しないので、失敗はゲームチェンジャーを生むために最も必要な要素の1つと強く考えています。

H.Dさん:僕は何事も楽しんで取り組める人がいいと思います。

広告営業やトレーディング業務は、一見するとどの会社も同じような「点」の作業に見えがちです。予算に合わせて広告枠を買い付け、数字を追う。これだけでは、他社との大きな差を感じにくいかもしれません。

しかし私たちUUUMは、その根本にエンターテイメント企業として役割があります。このエンタメの視点こそが、広告の世界で決定的な違いを生み出す原動力だと感じています。

広告主様のその先にいるエンドユーザー(消費者)に「これは自分ごとだ」「面白い!」「もっと知りたい!」と感じてもらえるような、強い共感とワクワクを生み出す体験をデザインすることが重要であり、そこには「自らが楽しいコンテンツを生み出している」という感情が大事です。そういった感性や熱量をお持ちの方とは相性が良いお仕事だと思います。

―具体的にどんな仕事や経験をしてきた人が適していますか?

M.Yさん:デジタル広告における全体戦略の設計・提案経験がある方、もしくは、自分で論理立てて新しい手法を提案し、前例のないセールス活動を通じて強烈な失敗や成功を得たような特殊な経験を持つ方は最高に楽しんでもらえる環境だと思います。

逆に指示がないと動くことが苦手な方や、他責ベースで物事を捉えてしまう方は難易度が非常に高い環境ではないかなとも思います。僕らの部署は全員背中を任せ合って、各々の責任領域についてはいかなる状況でも責任のボールを持ち合いますし、それぞれが出した意見は集約して意思決定を行った上で組織の意思決定を行う方針なため、自分の意見1つにでも自責で立ち向かってもらえる、そんな仲間を強く求んでいます。

H.Dさん:トレーディング側は専門知識と実践的なスキルが求められる領域です。運用経験があり、特に主要媒体(Google、TikTok、Meta、Xなど)の入稿やレポーティング業務を滞りなく遂行できる方を募集しています。加えて、動画クリエイティブの企画から配信、そして効果検証までの一連の経験があると、より即戦力として活躍できると思います。データに基づいたクリエイティブの改善提案や、新たな表現方法の探求に意欲的な方など、論理的な思考かつ積極性の高いメンバーを望んでいます。 

―今後の事業の展望や、方向性を教えてください。

M.Yさん:会社全体としてインフルエンサーマーケティング市場における確固たるポジションの確立をミッションに掲げていますが、我々の部署はその中の重要な歯車だと考えています。

UUUMがこのポジションを確立するために重要なのは、クリエイターとの共創を深めることです。共創の深度が増すほど、広告主様の課題に提示できるデジタル広告の打ち手が広がると捉えています。

営業組織に横軸で入る組織としては、この領域はエンパワーすべき領域でもありますし、UUUMでしか作れない広告メニュー・提供できないクリエイティブを模索し続け、広告主様の課題解決に貢献する組織でありたいと切に願います。

―最後に、入社を志望している人にメッセージをください。

M.Yさん:良くも悪くも体系化されていない組織なので、業務内容が日々高速に移り変わり仕事の幅もどんどん広がるため、ルーティン化した業務は限りなく少なくなる傾向にあります。

この渦中にいるプレイヤーである僕らは実体験として「正解のない環境って楽しい」と実感しており、稀有なマーケットでのデジタル広告を拡大するプロジェクトの主体者としてメンバー全員が位置します。メンバーには各自リードポジションを任せているので、非連続的な意思決定を繰り返さねば組織が停滞するという、本当の意味での裁量権が大きいのが特徴です。

自分の意思決定で組織が動き、逆に自分が止まれば組織が止まる。

そんなヒリヒリした環境は最高だな!とこの記事を読みながら思ってくれたあなたこそ僕らが次に出会う最高の仲間だと思いますので、恐れず応募して下さい!

H.Dさん:毎日決まった仕事はなく、その日ごとにタスクが変わるので、カオスな状況を楽しめるかが大事です。この部署は自発的に仕事を見つけ提案するメンバーばかりで、そうした能動的な姿勢を持つ人と一緒に働けるのを楽しみにしています。

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