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市川 義典|UUUMが提唱するコンテクスト・ドリブン・マーケティング

市川 義典|UUUMが提唱するコンテクスト・ドリブン・マーケティング

ご覧いただきありがとうございます!UUUM採用チームです!
2022年5月期1Q決算にて発表させていただいた新たな戦略「コンテクスト・ドリブン・マーケティング」について、執行役員の市川にインタビューを行いました。ぜひ、最後までご覧いただき、いいね・シェアをお願いいたします!

市川 義典 執行役員 CMO

映像音響会社、インターネットメディアレップを経て2015年UUUM入社。メディアプラン設計や企画開発などの経験を活かし、企業とYouTubeクリエイターのコラボレーションや、インフルエンサーへの制作支援、現在はコンテクストドリブンマーケティングを推奨し、マーケティングにおけるインフルエンサー活用の啓蒙活動に従事。


UUUMが提唱する新しい戦略

「コンテクスト・ドリブン・マーケティング」とはどのようなものでしょうか?

今回の決算で発表させていただいた「コンテクスト・ドリブン・マーケティング」とは、文脈やストーリー(コンテクスト)にのせたプランニングを行い、人の心情や感情を突き動かす(ドリブン)ようなコンテンツクリエイティブをインフルエンサーと共創し、マーケティング活用することをUUUMとして推奨していきたいという考え方です。

これまでのインフルエンサーを活用するマーケティングの推奨は変わらず、インフルエンサーが日頃どんなコンテンツを発信し、どんな歴史があり、どんなファンがいるのかを理解した上で、プロモーションの時期や展開方法・コンテンツのクリエイティブを考えていくことが重要だと考えています。

2022年5月期 第1四半期決算説明資料

このような考えに至った背景を教えてください。

マーケティングの考え方は様々ありますが、長期間でのブランディングを目的としたマーケティングや認知してからすぐに購入してもらうような短期間でのマーケティング、インターネットだけでなくマスメディアでのマーケティングなど様々な検討が必要な時代になりました。いわゆるマーケティングファネルというものでくくれないケースも増加傾向だと思っています。

昨今、YouTubeをテレビで見る視聴者が増えたり、テレビタレントがYouTubeチャンネルを始めるケースなども増えてきています。また、動画クリエイターもYouTubeやInstagram、Tiktokなどでの活動だけではなく、テレビドラマへの出演や雑誌モデルとしての活動など様々な事例がではじめてきていて、デバイス、メディア、プラットフォームの垣根がなくなっています。

また、今まではAIDMAやAISASなどの購買行動プロセスがありましたが、コロナ禍でデジタル化が加速したことにより、その時間軸がとても短くなりました。インターネットメディアやSNSで商品を知り、すぐに楽天やAmazonなどのECで当たり前のように物品を購入できます。さらに、最近ではモノやサービスの競争化が進んだ結果、品質自体に大きな差がなくなり、そのモノやサービスを買う意味(ストーリー・理由)に重きを置く傾向が顕著になっています。

そんな現在では、情報だけのアウトプットでは人の心は動かなくなってきています。
目的に合ったプラットフォームやコンテンツで、インフルエンサー自身が長く愛用しているものを、自身の意見やこだわりとして紹介すれば、商品に愛着が湧き、消費者が「もっと詳しく知りたい」と思うきっかけを作れると考えています。このように、発信側のこだわりや哲学が反映されたプロセスだからこそ、誰にもコピーされない価値あるものとなると思います。だからこそ、私達は「コンテクスト」を考え、そのうえでプランニングをする。その結果、広告効果を高めクライアントメリットにもつなげつつ、クリエイターも喜ぶ施策が可能になります。これこそが現在のマーケティング観点として必要な要素だと感じています。


UUUMの新たな挑戦

今後の事業拡大について教えてください。

前途の変化の中で、今後は拡大を続ける広告市場の中でも特に成長領域となっているインターネットメディア・プロモーションメディアに活動領域を拡大していきます。また、インフルエンサーマーケティングという軸はあるものの、インフルエンサーを介さなかったとしても、コンテクストを取り入れたマーケティングプランによって広告効果をあげていきたいと思っています。そして、あらゆるクライアントのマーケティングパートナーとして認めてもらえるような活動をしていきたいと考えています。

そんな中、今回の改革を進めていくうえで、新たにメディア開発グループが立ち上がりました。
インフルエンサーを活用したクリエイティブを創り、広告配信の運用をしていくグループです。

一般的なWEB広告の運用に加えて、インフルエンサー本人から表情なども含めた情報発信を行うことで、文字やデザインだけの広告と比べ確実にクリエイティブに差が生まれ、人の心情や感情が動き、消費者の態度変容を起こしやすくします。そういったクリエイティブの大量生産ができれば、インターネットメディアの分野においても著しい成長ができるのではないかと考えています。

既に、弊社ではタイアップだけでなく屋外広告などの様々なプロモーションの実績もありますし、クリエイティブを考える企画専門チームや、それを実現するためのプロダクションチームなどの体制もあります。UUUMの強みとなるのが、国内トップレベルのクリエイターを多数含む約14,000のクリエイターをアサインすることができ、メディアプランニングからクリエイテティブ制作それぞれのコンテクストを取り入れた統合ソリューションが提案できるということです。

このような強みを持ち、現在メディア開発のグループではインターネット広告業界の経験者が中心となって事業を推進しており、インフルエンサーを介した独自のクリエイティブプランと広告運用ができるプロフェッショナルな集団を創っていきたいと考えています。


もっとアソビナカマを

最後に読者へのメッセージをお願いします!

私は、仕事はやりたい仕事・やりたくない仕事の割合が2:8くらいがちょうど良いと考えています。
これは、やりたい仕事に至るまでの過程に苦労や障壁がたくさんあることで、やりたい仕事の2割がとてつもなく楽しく感じると思うということです。仕事の醍醐味みたいなものですね。
辛いだけでもだめ、面白いだけでもだめ、辛いけど面白いからクライアント・インフルエンサー・視聴者が楽しめるコンテンツを創り上げ、結果的に他にはないプロモーション効果を味わえる場所。
これがUUUMだと考えています。

こうした環境の中でプランニング・ディレクションを実践して世の中を動かしたい人は、是非選考にチャレンジしてみてください。

UUUMは、企業の成長フェーズを示すものとして、「UUUM2.0」という位置づけを行いました。
広告事業においては、元来のタイアップ動画を主としたソリューションから、現在の広告運用などを含む統合ソリューションへと扱う商品も増えてきたように、UUUMは常に変わっていく会社です。

ぜひ私達のアソビナカマになって、一緒に物語をつくり新しいセカイを創っていきましょう!

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