UUUMとmomentが業務提携し「ゴルフ距離計」を共同開発!〜事業シナジー発掘プログラム「ONE TEAM」による協業成果〜

UUUMとmomentが業務提携し「ゴルフ距離計」を共同開発!〜事業シナジー発掘プログラム「ONE TEAM」による協業成果〜

UUUMは、当社との強い事業シナジーを創出できる企業の発見と、出資を検討させていただく特別な発掘プログラム「ONE TEAM」を2025年1月からスタートしました。
本プログラムの一環として、UUUMは、商品開発や販売、WEBメディアの運営企画を行うmoment合同会社と業務提携し、UUUM GOLFを含めた3社で新たな「ゴルフ距離計」の製品開発を行っています。今夏の製品発売を前に、moment代表の菊池広幸氏、UUUM ONE TEAM 投資委員会メンバーで事業統括を務める戸田鉄平、UUUM GOLFの原田洋輔の3名に業務提携の経緯や開発の舞台裏についてインタビューしました。

-はじめに、momentさまの事業概要を教えていただけますでしょうか

菊池広幸氏(以下「菊池」)
大きく分けると2つなります。1つ目は今回UUUMさんと取り組んでいるような製品の開発と販売になります。2つ目はWebマーケティング支援になります。

-今回、UUUMと業務提携に至った経緯を教えてください

菊池
趣味でゴルフをしているのですが、UUUM GOLFさんの視聴者で、かつファンだったんです。製品開発のノウハウをもっていることもあり、いつかUUUMさんとお仕事をしてみたいと思っていました。そんな時に「ONE TEAM」の取り組みが発表されたので、以前から面識のあった戸田さんに連絡をしてみたんです。

戸田鉄平(以下「戸田」)
そうなんです。菊池さんとは、普段からゴルフや仕事を通じて情報交換をさせていただく仲でして。ご連絡をいただいてからお話しをしていくうちに、UUUM GOLFの話になり、ゴルフってD2C(Direct to Consumer)に向いていて、その上ある程度のマーケットサイズがあるという話になったんです。このD2CにUUUM GOLFというPR機能があればドライブできると意気投合しました。

菊池
はい。当社の強みは「データドリブン」だと考えていまして、マーケットや市場データを大量に持っていて、お客さまが欲しいであろう機能や仕様を具現化して、工場に連携して金型から製造する経験に強みがあります。
それに加えてUUUMさんはトップクリエイターを抱えられていて、あらゆる業界に強みがある。当社は「データドリブン」と先ほどお話ししましたが、独自でやっていると顕在しているニーズに合わせた競合と同じように製品はつくることができますが、UUUM GOLFさんには高い知見があるとともに、プロの方も揃っているので、顕在ニーズ以上に深い潜在ニーズを取り込んだ製品開発ができることを魅力だと思いました。

moment代表の菊池広幸氏
-UUUM側から見たmomentさんの魅力について教えてください

原田洋輔(以下「原田」)
チャンネル運営側である私たちからすると、製品の企画、販売、在庫管理のいずれのノウハウも持ち合わせていませんが、momentさんはこれらの実績とノウハウをお持ちなので、非常に頼もしいパートナーだと思いました。簡単な言葉で言ってしまうと、面倒なことも含めて全部やってくださるありがたい存在です。

-UUUMとmomentさんの互いの強みが発揮できる状態だったのですね。これについてONE TEAM側のご意見お聞かせください。

戸田
2つあります。1つ目は資本を伴わない業務提携という形です。多くの企業さまがONE TEAMに応募してくださるのですが、今回は資本業務提携ではなく業務提携になります。資本を入れずに協業できるハードルの低さが取り組みを前に進めるきっかけになったと思います。
2つ目は、momentさんが持っているマーケットインでものづくりをするノウハウと、UUUM側のPR能力を掛け合わせられたこと。両社の強みを補完し合えたことでプロジェクトとなりました。

-続いて製品について教えてください。ゴルフ用品は無数にあると思いますが、距離計に決まった理由は何でしょうか?

菊池
包み隠さずお話しすると売上利益の期待サイズは非常に重要になってきますので、ターゲットとなる市場規模が大きいことが重要です。そして金型から作らなければならない製品であることも理由で、やるなら市場が大きく、そして参入の難易度が高いものとして距離計に取り組むことにしました。

戸田
はい。それに加えて、UUUM GOLFの視聴者さんは平均スコア100前後の中上級者の方が多いので、視聴者の皆さんに合う製品は何だろうと考えた時に、距離計にしようという話になりました。

菊池
製品開発におけるUUUMさんの強みを最大限に活かせるのが距離計ですよね。 練習機器だと、多分そこまで差別化ポイントがないなとも思いました。反面、距離計はとっても奥深い商品になってくるので、UUUMさんの強みを取り入れていける最良の選択だと感じました。

原田
距離計って正直なところ、これまでは値段が高く、手が出しづらいものだったんです。特に中級くらいのレベルの方だと「あんまりいらないよね」みたいな目線があって。ところが、ここ最近Amazonなどで値段が落ち着いてきたので、UUUM GOLFの視聴者でも、そろそろ手にしようと考えている方が増えてきそうなベストなタイミングでお話しをいただけて嬉しく思いました。
私自身も距離計を個人的には持っておらず、4〜5万のものは高額すぎていらないなって思ってたところ、このお話をいただきました。自分の目線でも、この製品の価格(価格は近日発表予定)だったら買ってみたいと思ったのもポイントです。

UUUM 事業統括 戸田鉄平
-視聴者に寄り添った製品となったことが分かります。企画過程でどの程度UUUM GOLFから製品や仕様に要求があったのですか?

菊池
UUUM GOLFさんのこういうものがあったらいいよねっていうご意見は最大限に生かさせてもらってます。ただ、無理難題でも一切なく、参考になるものはものすごく多く、いただいた話のほとんどは商品に活かすことができました。

原田
要求というか、今回Amazonでそのまま販売していくとなった時に、私たちはそれに対する知識が全くないので、momentさんが持つノウハウを最大活用して売れる機能を入れていただくのが大前提でした。それに加えて、UUUM GOLFとして、ゴルファー目線でこういう機能あったらいいよねとかっていうところは、意見としてお伝えしました。

戸田
逆もありましたね。ゴルファー観点で、この機能はあんまりいらないから削除しましょう、と。

菊池
原田さんとか戸田さんのいちゴルファーの意見がすごい大事ですし、プロの方のご意見はデータだけからでは得れないものがあったので、さっき申し上げた潜在ニーズに応えるものづくりは、すごく勉強になりました。

-この距離計の魅力を教えてください

菊池
4つに絞れます。1つ目はシンプルな操作性です。これまでの計測器は複雑な機能やたくさんの操作ボタンがあって家で練習せずにゴルフ場に行って、ちゃんと計測できる人の割合は多分ものすごく少ないものだったんです。私たちの計測器は、初心者の方が手に取ったその日からすぐに使えるような設定設計にしております。
2つ目がコンパクトですね。業界の中でも最小級を実現できました。3つ目は性能です。小さいのに高性能で、レーザーやレンズの性能は極めて高いです。これは製造工場との間に信頼関係を構築できているからできることです。
そして4つ目は、質感です。原田さんや戸田さんとお話ししているときに「使っていてテンションが上がる。カートに乗っていて『何それ?』って思われるようなものにしたい」と。スタイリッシュなものを目指しました。

原田
質感は非常に大切だと考えました。この値段に対してこれだよなっていう感じじゃない、高級感にはこだわりたいなっていうのはUUUM GOLF側としてもかなり意識したポイントです。最終確定するまで4回くらいやりとりさせていただきました。

UUUM GOLF 原田洋輔
-魅力あるこの距離計ですが、今後の展望についてお聞かせください

菊池
距離計についてはどんどん製品改良を続けていきたいと考えています。他社もさまざまな新機能を盛り込んできていますので、市場の変化や技術の進歩に合わせて常に挑戦していきたいと思います。

原田
まずは、この距離計を成功させること。多くのユーザーさまのお手元に届けたいです。また、UUUM GOLFならではの練習機器の企画にも取り組んで行きたいと考えています。

-みなさん、それぞれと取り組んで良かったことを教えていただけますか。

菊池
UUUMさんは、やはり業界のプロが揃っているところ。知見が深く、ずば抜けて能力の高いクリエイターの方、社員の方がいる会社で、みなさん良い方ばかりで。みなさんとビジネスに取り組めることは非常にありがたく思いました。

原田
先ほどとも重複しますが、momentさんはデータドリブンの会社で、データに基づくご意見なので、信頼感が半端ないんです。こちらも意見はするものの、抜群の信頼感で開発を進められて非常に頼もしい存在でした。

戸田
そうですよね。菊池さんは、意思決定していく際に、1つ1つ論拠となるデータを示してくださるので、納得感があり、こちらにストレスが無いんです。製品名(近日発表予定)も、ユーザー調査で定量調査をしてくださって、有意差を見せつけられるので迷う余地もないわけです。

菊池
今回の取り組みはUUUMさん、UUUM GOLFさんはもちろんのことですが、無理な要求を実現してくれている工場側、計測器に関してのノウハウを示してくださるアドバイザーのTさんにも感謝しております。この場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。

- 菊池さん、ONE TEAMの取り組みについてご意見があれば教えてください。

菊池
UUUMさんが持っているアセットは莫大で日本で唯一だと思います。ONE TEAMは、このアセットをオープンに提携しませんかという座組で、素晴らしいものだと思います。応募に萎縮してしまう企業さんもいらっしゃるかもしれませんが、UUUMの皆さんは一緒に考えて行動してくださるので、アイデアがあれば応募すべきだと思います。

- ONE TEAMの第2期募集が始まります。意気込みをお聞かせください。

戸田
UUUMには専属クリエイター、自社メディアだけでなく提携を合わせると約5万のクリエイターさんがいます。この強力な発信力と、各分野に特化した専門性という2つをアセットとして捉えていただいて、協業できるようなアイデア、案件のご応募をお待ちしてます。ジャンルを問わず、そして事業スケールを問わず、斬新な切り口で、想像を超えるものを期待しております!

- ありがとうございました。

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