UUUMとUUUMマーケティングを擁するフリークアウトグループは年2回、グループ社員が集う「グループ総会」を開催しています。 2025年11月28日(金)には、”生まれ変わる”を意味する「ReBorn」をテーマに掲げた2025下期総会を開催。当日はUUUMオフィスのスタジオを会場に、オンライン、オフライン合わせて500名以上の社員が参加し、グループ各部門の最新情報と今後の姿、課題を共有するとともに、AI活用の必要性やオフィス移転など多岐にわたる話題が語られました。
総会に続く懇親会では、オフィス移転地周辺の飲食店数店舗を貸し切った「六本木7丁目ジャック」と、MISIAさんと共演するなどJ-POPからブラックミュージックまで様々な場で活動され、EXILE ATSUSHIさん率いるRED DIAMOND DOGSのドラマーであるFUYUさん(https://x.com/FuyuMusic)をお招きしたフルバンドライブをフリークアウト本社オフィスで開催しました。セッションには、フリークアウトGlobal CEOの本田謙も急遽キーボードで参加し、熱量が高く記憶に残るイベントとなりました。
この大規模な総会と懇親会のフルバンドライブは、UUUMプロダクションユニットの高い技術力と知見が十二分に発揮され、プロフェッショナル集団のUUUMがフリークアウトグループに加わったからこそ実現できたイベントです。今回のカルチャーブログでは、イベント運営の立役者であるプロダクションユニットを取材し、イベント成功の舞台裏に迫りました。
プロフェッショナル集団「UUUMプロダクションユニット」
ーーイベント運営、お疲れさまでした。最初に皆さんのキャリアと今回の役割を教えてください。
プロダクションマネジメント グループリーダー 林 聖悟(以下、林): 新卒1期生として入社し、8年目を迎えました。ディレクション業務からキャリアをスタートし、現在はゲームイベント制作とグローバルチームの責任者を務めています。 今回の総会では制作統括として、役員陣の意向を汲みつつ各部署と連携し、プロジェクト全体が円滑に進むよう奔走しました。
クリエイティブ グループリーダー 三輪 智成(以下、三輪): 私は今年で入社10年になります。これまで撮影や編集といった現場の実務からスタートし、生配信、CMやMV制作、さらにはドローンやスタジオ制作など、会社の成長とともに幅広い技術分野に携わってきました。今回はその経験を活かし、テクニカルディレクターとして、企画を技術面で支え、形にする役割を担いました。
クリエイティブ1チーム 岩﨑 宏輝(以下、岩﨑): 私は入社11年目、社員番号は1桁台です。UUUMに入る前は、ドラマや映画の世界で助監督をしていました。「YouTubeクリエイター」という言葉ができる前からクリエイター支援をしてきた縁で今があります。今回はライブの演出ディレクションと動画編集を担いました。
クリエイティブ2チーム 髙木 涼平(以下、髙木): 普段はクリエイターの動画制作ディレクションがメインですが、実は専門学校時代や前職で音楽制作に深く関わってきました。長年のバンド活動の経験もあり、映像制作者でありながら「音」に対するこだわりも人一倍強いです。今回はその強みを活かし、ライブの音響設計(機材選定・調整)と当日のシューティングを担当しました。

(左から)林 聖悟、 三輪 智成、岩﨑 宏輝、 髙木 涼平
【グループ総会】クリエイターとの向き合いから生まれた適応力
ーー総会は500名以上がオンラインとオフラインで参加する大規模なハイブリッド開催でしたが、スムーズな進行が印象的でした。
林: 正直に言うと、業務の難易度だけを見れば普段のeスポーツイベントなどの方が複雑なんです。社内イベントは、参加者や演者のことをそこまで考えなくて良く、また台本もないのでイベントとしては軽めの方だからです。一方で、プレゼンテーション資料が当日まで固まらなかったり、問題発生時の決裁者が決まっていなかったりと社内だからこそ発生する問題もありました。私のミッションは、誰が最終的な決裁権限を持っていて、誰に確認を入れればGOが出るのか。その糸を解きほぐし、現場が迷わない形に整えることでした。
三輪: UUUMの制作における強みは、クリエイターの「生の感覚」を最大限に活かす現場力です。 YouTubeの撮影現場では、その場の熱量や化学反応によって、当初の予定よりも面白い方向へ柔軟に軌道修正することがあります。 そういった背景もあり、私たちは通常いくつかの予測パターンを持って現場に入っています。 今回のイベントでも数々の変更依頼がありましたが、それらに対しても、「想定していたパターンのひとつ」として、慌てることなく即座に対応できました。 こういったことは「より良くする好機」と捉え、冷静に解決策を見出す姿勢を持つことを大事にしています。 これは長年の経験で培った私たちの提供価値だと考えています。
林: 最初に「スムーズな進行」と言ってくださいましたが、表向きそのように見えているのは、裏で「最悪の事態」をすべてシミュレーションしているからです。事前に登壇者の動線をすべて詰め、当日はプログラム通りに動かすだけという状態まで準備を追い込む。こうした徹底した準備があるからこそ、現場での急な変更にも「プランBでいきましょう」と余裕を持って対応できるように体制を整えています。


ーー今回は、AIによる自動翻訳が試験導入されました。いかがでしたか?
三輪: 自動翻訳自体は、本番前日に1日足らずで検証を終えました。ただ私たちは単に技術を導入すれば良いのではなく、それを登壇者が使いこなせてこそ意味のある演出になると考えています。今回のAI自動翻訳も、システム上のタイムラグを考慮する必要があることが分かり、登壇者に「ゆっくり、区切って話してほしい」とオペレーションを出すなど、技術が演出として成立するよう努めました。
ーー運営側として、成功の秘訣は何だったと思われますか?
林: 私が最も意識していたのは「絶対に外してはいけないコアの部分」を死守することです。どんなイベントも同じですが、情報を欠落なく配信し、登壇者が違和感なくスピーチに集中できる環境を作ること。そこに全神経を注ぎ、付随する部分は現場の即興で埋めていく。その引き算の思考が、あの大規模な総会を時間通り、かつ安定して運営できた理由だと思います。

【懇親会ライブ】オフィスをライブ会場に変え「没入感」を醸成
ーー懇親会ライブは、フリークアウトのオフィスで開催しました。まずは読者の皆さまに動画をご覧いただけたらと思います。
(出演)ドラム:FUYU、ギター:荻原亮、ベース:SOKUSAI、キーボード:柴田敏孝、トランペット:Patriq Moody
ーーフリークアウトらしく普段からドラムやギターなどの楽器が置いてあるスペースとはいえ、オフィスを一流ミュージシャンが演奏するライブ会場に仕立て上げること。これは並大抵のことではなかったと思います。
髙木: はい。本番まで2週間というタイミングで話があがり、急ピッチで準備を進めました。フリークアウトのオフィスには楽器があるから簡単だろうと思われるかもしれませんが、プロミュージシャンがパフォーマンスするとなれば求められる環境のレベルも変わります。急いで現場を確認しにいきましたが、演者が音を確認するためのモニター環境も、会場全体に熱量を届けるPAシステムも強化する必要がありました。足りないものは調達するしかなく、即座に機材を選定し、社外のパートナーや音響エンジニアに直談判してシステムを構築しました。ミュージシャンが気持ちよく演奏できなければ参加する社員の熱狂も生まれませんので、「パフォーマンスを最大化させるための場作り」には徹底してこだわりました。
岩﨑: 私は演出面で、いかに「オフィス感」を払拭し、ライブの没入感を作るかに注力しました。本番3日前という直前のタイミングで、照明プランをゼロから検討し、情熱と冷静を表現するために赤と青の照明を組み合わせました。この2色はフリークアウトの赤とUUUMの青でもあり、2つの色が混ざり合うことで両社のカルチャーが融合する姿を視覚的に表現しました。加えて、アーティストの表情をより魅力的に映し出すため、正面からは肌の質感を美しく見せるオレンジの光を差し込むなど、細部まで丁寧に「絵作り」をしました。


ーーミュージシャンの皆さんと接して、どんな印象を持ちましたか?
髙木: FUYUさんをはじめとするバンドの皆さんは、お客さんとどう楽しむかを真剣に考えておられ、その姿勢に同じ作り手として非常に刺激を受けました。リハーサルの時点で既に素晴らしいグルーヴが生まれていたので、私も照明を少しずつ落として雰囲気を高めるなど、演者のモチベーションに寄り添うことを意識しました。そして迎えた本番の盛り上がりは凄まじかったです。
ーーライブの動画も非常に好評を得ています。
岩﨑: 実はライブ映像を撮ることが決まったのは本番のわずか1時間前でした。まさに即興の極みでしたが、音響エンジニアの方が「音、録ってるけど使う?」と声をかけてくれたその瞬間、「これは絶対に映像として残すべきだ」というクリエイターとしての直感が働きました。誰からの指示でもなく、現場にいたメンバーが「この素晴らしいセッションを形として残したい」という一心で、自然と体が動き出した結果なんです。
髙木:そうですね。「この圧倒的なプレイを、一秒も逃さずかっこよく切り取らなければならない」という使命感とともに、カメラを構えながら自分たちもバンドの一員としてセッションしているような感覚になりました。 音楽の展開が身体でわかるので、「次はここが盛り上がる」という瞬間を予測してカメラワークに落とし込めたと思います。あの瞬間の、現場全体の呼吸が合った一体感は、まさにライブならではの体験でした。
岩﨑: 編集にもこだわりました。映像の色味やコントラスト一つとっても、映画や広告制作の現場で使われる技法を取り入れています。UUUMは「YouTubeの会社」というイメージが強いかもしれませんが、実はクリエイティブチームには、CMやNetflix作品など、多種多様なコンテンツに携わってきたメンバーが揃っているんですよ。
髙木:私たちは、クライアントやクリエイターが抱く、言葉にできない「あんな感じ」「こんな熱量」という抽象的なイメージを、具体的な技術と演出で形にしています。この「想いを汲み取る力」は、私たちが多様なエンタメの現場で一つ一つのリクエストに向き合ってきたからこそ身についた、一種の特殊技能かもしれません。今回の映像を見返しても、この汲み取る力を駆使して、現場の熱狂と一体感をそのまま封じ込めたような作品に仕上げることができたと感じています。

ー最後に、これからの展望を聞かせてください。
三輪: フリークアウトとUUUMはオフィス移転を控えていますが、新オフィスでは今回の知見を活かし、今後生まれる多様なニーズや変化に対しても、よりスマートに対応できる技術基盤を構築していきたいと思います。
岩﨑: 社内外問わず「UUUMらしい映像とは何か」という定義を、常にアップデートし続けたいと思います。次の総会や懇親会でも新しい技術や演出を取り入れて参加者の皆さんを驚かせたいと思っています。
ーーありがとうございました。本イベントについてはフリークアウトのバックヤードブログでもご紹介しています。前編(総会) と 後編(懇親会) をぜひご一読ください。
【UUUMプロダクションユニットよりお知らせ】
UUUMプロダクションユニットでは、YouTube動画やイベント配信をはじめ、クリエイティブ制作のご相談を承っております。
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▼クリエイティブグループの制作事例を多数収録している「UUUM REEL」
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