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全15チームが挑んだ“生産性の壁” 第1回 フリークアウトグループAIハッカソン成果発表会を開催!

全15チームが挑んだ“生産性の壁” 第1回 フリークアウトグループAIハッカソン成果発表会を開催!

2025年11月21日、UUUMとUUUMマーケティング、フリークアウトグループ各社が合同で参加した「第1回 グループAIハッカソン成果発表会」を開催しました。
テーマは「組織の生産性に“最大のインパクト”をもたらすプロダクトを1日で作る」。
営業・企画・制作・管理など、日々の業務で直面する課題をAI技術でどう解決できるかを探る取り組みです。本稿では白熱の1日をご紹介します。

当日は、グループの垣根を越えて編成された 全15チームが参加。オープニングでは各チームが、自分たちが向き合う課題や開発テーマを順番に紹介し、イベントの熱量が一気に高まりました。その後、わずか半日という限られた時間の中で、各チームがアイデアの検証からプロダクト化までを一気に進め、会場は終始活気に溢れていました。

全チームの成果発表と取り組み

あっという間に時間が過ぎ、17時からの成果発表へ。
各チームが、短い開発時間の中で磨き上げたアイデアと成果を持ち寄り、会場にはほどよい緊張感と高揚感が漂います。
果たして、どのようなインパクトをもたらすプロダクトが生まれたのか。
白熱の成果発表の中から、一部のチームの取り組みと開発プロダクトをご紹介します。

チーム「オカピ☆」
TikTokクリエイターのトレンド分析と自動選定を行う『トレンド分析Lab』を開発。ショート動画領域では提案の根拠が属人化しやすく、適切なクリエイター選定にも時間がかかってしまうという課題がありました。そこで、トレンド×実績のスコアリングというアプローチを採用し、TikTok上のトレンドハッシュタグと、クリエイターの過去実績(再生数・エンゲージメント率など)を掛け合わせ、自動でスコアリングできる仕組みを構築。このプロダクトにより、特定のハッシュタグに紐づくクリエイターを一覧化し、スコア順にランキング表示することが可能になります。経験の浅い社員でも、データに基づいた根拠ある提案を短時間で作成でき、提案品質の均一化にもつながる成果を示しました。

チーム「リテールテック FOREST」
現場特化型アシスタントBot『フォレストくん』を開発。
現在、全国に数千台ある店頭サイネージの設置・運用を、わずか3名の本部スタッフで対応している状況では、現場からの問い合わせが集中し、業務が圧迫されていることが大きな課題でした。特に、設置手順やエラー対応に関する問い合わせが多く、さらに、マニュアルが現場で活用されにくいという問題点もありました。そこで開発したのが、現場スタッフが普段使い慣れているLINEを駆使した、現場特化型アシスタントBot『フォレストくん』。過去の通話ログ、マニュアル、エラーコード表などを学習させた『フォレストくん』が、「設置手順を知りたい」「エラーの箇所ってどう対処する?」といった質問に即座に回答。Wi-Fi未接続などの原因切り分けまで行い、現場で発生するトラブルをその場で解決できるようにしました。また、LINE上で即時に回答が返ってくることで、現場業務の継続性向上に貢献する可能性を示しました。

チーム「UFO」
タクシーサイネージ広告『TOKYO PRIME』のクリエイティブ考査を半自動化するツールを開発。
「TOKYO PRIME」の広告審査は基準が厳格で項目も多岐にわたるため、担当者の業務負担が大きいという課題がありました。そこで、動画ファイルをアップロードするだけで媒体規定への抵触可能性を自動検出するAI審査支援ツールを開発。暴力表現、肌の露出、喫煙シーンなど、規定に抵触する可能性がある箇所をAIが検出し、一致率とともに表示します。デモンストレーションでは、ゴルフのスイングシーンを「暴力表現」と誤検知するケースを取り上げ、AIチューニングによる精度改善の効果を検証しました。

全体講評と優勝発表

今回、審査員を務めたUUUM代表の梅景匡之は「AI に特化したハッカソンが初の取り組みであったにもかかわらず、各チームが生み出したアウトプットはいずれも実用性の高いものばかりで、大きな学びと可能性を感じた」と語りました。単に「作った」だけに留まらず、今後どのように発展させていくかという視点まで踏み込んだ提案が多かった点を高く評価し、さらに業務効率化を超えて、「事業としての展開まで意識したプロダクトが見られたことに手応えを感じた」と振り返りました。総評として「AI を活用できる領域はまだまだ広がる余地があり、グループとしても生産性向上だけでなく新たなプロダクトへつなげていきたい」と期待を述べました。

同じく審査員のフリークアウトGlobal CEOの本田謙からは、審査員であると同時に自身もプロダクトを開発する“プレイングジャッジ”としての視点を共有。カメラで来訪者を認識してSlack に通知する受付システムや、動画字幕生成における社内用語の自動翻訳ツールを実際に披露し、AI を使えば高速にプロダクトを形にできることを示しました。そのうえで、これからの時代でより重要なのは「何を課題とするか」を見極める力であり、課題を発見し解決策へ落とし込んでいく過程は、事業づくりそのものだと強調しました。また今回は、「ビジネスインパクトを横比較するのではなく、全社的な視点を持てているか、そして海外拠点との統合などグループ全体の変化を捉えた課題設定になっているかという点を重視して評価した」と語りました。

そして、全体講評を終えて待ちに待った優勝発表の時間に……!
会場には各チームのメンバーが見守るなか、緊張と期待が入り混じった独特の空気が漂います。
審査員の二人も真剣な表情で講評を述べ、どのチームも僅差で競り合っていることが強調されました。
最後の瞬間まで誰が優勝するかわからない、そんな雰囲気に包まれていました。

その緊張感を抱えたまま発表された優勝チームは……「AIでええやん」チーム!

チーム「AIでええやん」
社員一人ひとりに最適な情報を届ける『専属AI秘書』を開発。
日々流れてくるプレスリリースや社内報は、自分に関係のない情報も多く、社員が「自分ゴト化」できずに流れてしまうケースが課題でした。また、必要な情報を追うための負荷も大きくなってる現状を踏まえ、社員データベースと照合しながら“自分にとって重要な理由”まで示してくれる情報パーソナライズAIを開発。
Slackでは、テキストだけでなく音声でも情報を受け取ることができ、忙しい社員でもラジオ感覚でキャッチアップできるようになり、これにより「自分だけの秘書がいる」ような体験が実現。組織全体としての情報理解度が高まり、生産性向上の可能性を示す成果となりました。

グローバル展開に伴う言語の壁や情報の非対称性といった、グループ全体が抱える構造的な課題に正面からアプローチした点が高く評価され、まさに全社視点のプロダクトとして最も審査基準に合致した結果となりました。副賞として、AI ツール利用料が贈られました。

優勝した「AIでええやん」チームの代表である勝俣は、まず自身の業務効率化に取り組む案もあったものの「ハッカソンだからこそ全社的な課題に挑戦したい」と考えた背景を明かしました。「AI を活用すれば個々の業務量が大きく改善され、全員が使いこなすようになればGDPが2倍になるのでは」と感じたことがアイデアの出発点になったと語り、実装面を支えたメンバーへの感謝も述べました。また、プレゼンを担当したメンバーの岡田は、これまで海外事業部に在籍していた経験から、言語によって情報が正しく届かない構造が大きな課題であると実感していたことを共有し、講評の中で触れられた“言語・翻訳”のテーマに強く共感したと話しました。
母国語で正確に情報を受け取れる環境を整えたいという思いが今回のプロダクトに反映されていると語り、短時間でもテック企業らしい予想外のアウトプットを形にできたことに感動したと締めくくりました。

AIハッカソン全体を通して

フリークアウトグループとして初の試みとなったハッカソンは、AIを活用した短時間での高度なアウトプットがいかに実現できるかを示す場となり、グループ全体の生産性向上や新たなプロダクト創出に向けた明確な可能性を示しました。多くのチームがRAG(検索拡張生成)を取り入れ、社内ドキュメントや過去の問い合わせログといった独自データをAIに参照させることで、より精度の高い回答や提案を導き出す成果を発表。
また、動画やWebサイトの解析まで含めたマルチモーダルAIの活用も進んでおり、従来は時間を要していた業務の効率化につながる道筋が見えてきました。
さらに、SlackやLINEといった日常的に利用するツールにAIを統合し、現場に自然と定着する設計を試みるチームも多く見られました。加えて、AIエージェントによる複数ツールの横断的なワークフロー構築や、判断・分析・転記といった属人化された作業の自動化など、実務への応用を見据えた具体的なアイデアが多数提示された点も特徴的でした。

短時間の開発ながら、各チームはAIを活用した業務効率化や意思決定支援の可能性を多角的に示すことに成功し、今後の実装・展開に向けた大きな示唆を残すハッカソンとなりました。

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