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「なりたい自分」を叶える逆算キャリア戦略 | UUUMキャリアパレット vol.03

「なりたい自分」を叶える逆算キャリア戦略 | UUUMキャリアパレット vol.03

ご覧いただきありがとうございます!UUUMサステナビリティ委員会です。

UUUMで働くアソビナカマのキャリアをお伝えするシリーズ「UUUMキャリアパレット」。
今回は、クリエイターマネジメントユニットのグループリーダーTさんにインタビューしました。
※アソビナカマとは、UUUMとともに世の中にエンタメを届けるナカマのことです。もちろんUUUMの従業員もアソビナカマです!

Q:Tさんのこれまでのキャリアを教えてください。

新卒で広告の制作会社に入社し、PM(プロダクションマネージャー / 全体の進行を管理する役割)をやっていました。
学生の頃から憧れていたとあるCMシリーズに携わることができ、がむしゃらにやってきましたが、広告の制作会社は納品したらそこで終わりなので、その後その商品は売れたのか、サービスはうまく設計されていたのかという検証までやることはありません。
広告制作のより深いところまで携わりたくてUUUMに転職しました。

前職の経歴から、UUUMでもディレクション(広告案件の制作進行)志望でしたが、最終面接で「映像制作や広告の知識があるバディ(クリエイターのマネージャー)が必要だから、バディをやってもらいたい」と伝えられ、バディとして入社しました。

入社当時は美容系の女性クリエイターを何組も担当していたのですが、企業案件が多いジャンルなので案件進行が自分のメイン業務になってなっていき、そうすると前職での経験が活きてきました。
例えば競合排除の視点など、広告のルールは身についていたのでクリエイターともきちんと会話できましたし、そういう意味では割と順風満帆なスタートだったと思います。

Q:4年ほど前から、竹脇まりなさんの「マリネス」事業(※)にも参加されていますね。

※「健康を通じて、もっと自分を好きになる人を増やす」をミッションに、主に2つの事業を展開しています。ひとつは一畳でできる運動コンテンツの発信(YouTube等)、もうひとつはプロテインなどのウェルネスプロダクトを展開するブランド「mariness」の運営です。

それまで務めてきたバディ業務は、「クリエイターサポート」を意識していた結果、勝手に業務範囲を決めていた気がします。「クリエイターがやりたいことを叶える、支えるのがバディ」自分の中でそう思いながら業務に当たっていました。

でもそれだけだと、私自身の熱量が最高値まで高くならない、自分のこととして捉えられなかったので、クリエイターが目指すものに自分の思いを乗せてみることにしました。

自分はこうしたい、もっとこっちのこともやってみたい、そんな話をクリエイターとしていくうちにどんどん自分ゴト化されていき、やがて事業全体の方針策定を作らせていただくようになり、「サポート役」というよりはマリネスの一員として一緒に事業を進められるようになっていきました。マタニティ用のフィットネス動画の制作や、ファミリーレストランとの食コラボは、そうした動きの中で生まれた取り組みです。

<補足>マリネスはもともと「運動人口の底上げを通じて、医療費を引き下げる」ことをゴールとして、宅トレをミッションにすることを目標にしていました。

Q:もともとどんなキャリアプランを描いていましたか?

入社した時から「絶対昇格したい」と強く思っていました。理由としては、前職のPMという仕事は予算管理からスケジュール設定、どのスタッフを起用するかなど、ほとんど自分で決められます。なので自分の裁量が大きいんですよね。でも、500人を超えるUUUMではそこまで自由にはできないだろうと思っていました。

やりたいことを叶えるためには、自分でいろいろ決められるポジションになる必要があると思っていたので、入社時からTL(チームリーダー)になることを目指していました。月報では毎回「TLになりたい」と書きましたし、目標面談でも常に言いましたし、役員と話す機会があったら「TLになりたいです」「私には何が足りませんか?」「何がどこまでできるようになると上がれるんですか?」というのを、GL(グループリーダー)になるまでずっと言ってきました笑

Q:すごい。そこまで「自分で決めたい」と思う理由はなんですか?

自分で決められることが少ないと、やっぱりスピード感が落ちるじゃないですか。一般メンバーとして働いている間に感じたこととしては、提案を通すためにまずTLに確認して、TLがGLに確認して、GLが統括に確認してという流れになるわけですが、そういうのを待っている間に時間が過ぎていき、「確認していただけましたか?」と進捗を追わなければいけない。進めたいという強い思いがある中で、確認することに時間を要するもどかしさを感じていた記憶がありますね。

Q:ちなみに、周りに昇格したいと話すことはTさんにとって重要でしたか?

重要でした。引き上げてもらうという意味ではなく、「言ったからには頑張らなければいけない」っていう自分へのプレッシャーになりました。「ここまで言ったんだからサボったりとかダサいことはできない」という、自分が覚悟を決めるためには大切なことでした。

Q:そして、晴れてGL就任を伝えられた時はどういうお気持ちでしたか?

「待ってました!」

Q:かっこいい笑 では、特に不安はなかったですか?

なかったですね。自信があったわけでもないですが、「来た来たぁ!やるぞー!」みたいな感じでした。GLになるまでは、とにかく目の前のことをがむしゃらにやっていたんです。周りのことも見ていないし、横並びも関係ない。
「マリネスがもっと広がっていけるかどうかは、私がどれだけ向き合えるかにかかっている」ぐらいの気持ちでやっていました。なので世界が広がった感覚で、ワクワク感が大きかったです。

Q:ずっと目指していたGLに就任して、いかがでしたか?

最初はめちゃくちゃきつかったです。TLが見る範囲は自分のチームだけなので、メンバーが自分の手が届く場所にいて、自分の言葉やスタンスを届けやすかった。GLになるとやはりメンバーとの距離は遠くなりますし、TLも自分のチームの運営に対して考えや想いがある。そこでTLと私の気持ちが相反していたりとかするとやっぱりうまくいかない。最初の3、4ヶ月ぐらいはTLとうまくいかず、結構ぶつかりました。
それで、一度膝を突き合わせて話したんです。そのとき、「上」とか「下」とか、そういう関係じゃないという話もしました。「偉い」とか「部下」とか、そういうふうには思っていなくて、あくまで役割整理のための組織だと。ちゃんと話して、お互いを理解して、そこからはうまくいくようになりました。

Q:では、どんなところにGLの面白さを感じていますか?

経営陣が会社の戦略を決め、それをGL以下で現場に落とし込んで、具体的な形にしていきますよね。経営陣によって立てられた戦略を、どう意味あるものにするかは私たち次第です。その全体図を自分の中で組み立てて、戦略を立てる人たちと現場とのパイプ役になって動けるところにとても面白さを感じていますし、そこがマッチしてメンバーが成果を上げられるととても嬉しいです。

Q:入社してから3年ほどでGLに就任されましたが、ご自身の中では順調でしたか?それとも苦難の道でしたか?

順調だったと思います。TLになることもGLになることも、「なるんだ」と最初から決めていました。

Q:なれるかなれないかじゃなくって、「なるんです」と笑

はい。だから、「TLになるためにはきっとこういうことができなければだめだ」というふうに今の自分とのギャップを考えていましたし、TLになってからはGLが何をしているのかということを考えて動いていました。周囲から見るととてもスムーズなステップアップだったと思いますが、今の自分となりたい自分とのギャップを潰すことをずっとやっていたから、結果的に早くステップアップできたんじゃなかと思います。
あと、周りに「昇格したい」と言ってきたので、おそらく会社も私のキャリアについてちゃんと考えてくれたんじゃないかなと思っています。

Q:キャリアアップしていく過程でご自身の中で何か変化したことはありましたか?

これまで「自分で決められるようになりたい」という思いで突き進んできましたが、GLという役割を担うようになって気づいたのは、すべてを自分ひとりで決めたり、どうにかすることはできないということでした。

もちろん一定の裁量は与えられましたが、見る範囲が広がれば広がるほど、自分だけで抱えられる荷物の量には限界があると感じました。でも、それでも「その先」に手を伸ばしたいと思ったとき、必要なのは、共に進んでくれる仲間の存在でした。

これまでは「自分がどれだけやれるか」という視点で動いていましたが、今は「どうすればチームで進んでいけるか」へと、主語が自然と変わってきたように思います。

Q:今後、UUUMでやりたいことを教えてください。

業界でも社会においても、UUUMの価値をもっと上げていきたいです。クリエイターが社会的影響力を高め、新しいことに色々チャレンジしていく。そんなときに自分たちは、彼らと一緒に、世の中にどんな価値を提供できるのか。
そんなUUUM主体のパートナーシップがもう少し増えたらいいなと思いますし、そこに自分も関わっていきたいなと思っています。

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