[定期報告]UUUM 誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チームの取り組み報告(2023年1月〜2023年12月)

[定期報告]UUUM 誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チームの取り組み報告(2023年1月〜2023年12月)

UUUM株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:梅景 匡之、以下、UUUM)は、インターネット上の誹謗中傷および攻撃的投稿からUUUM専属クリエイターを守るための「誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チーム」(以下、本チーム)を2020年6月より設置し、従前からの対策を強化、より断固として法的措置を講ずる基本方針のもと、取り組みを推進しております。

本リリースでは、本チーム設置から4年目にあたる2023年1月1日から2023年12月31日までの12ヶ月間の活動状況とその成果、そして、浮上した課題等について報告いたします。

「誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チーム」の取り組み報告

<数字概要>
2023年1月1日~2023年12月31日
具体的な対応件数:55件(内、加害者検挙:1件、 加害者特定に向け対応中:1件)
警告又はプラットフォームへの通報の削除率 89.7%(44件/49件)

※参考(前年)
2022年1月1日~2022年12月31日
具体的な対応件数:32件(内、加害者検挙:1件)
警告又はプラットフォームへの通報の削除率 72%(18件/25件)

※参考(2020年6月30日設置からの合計)
具体的な対応件数:287件(内、加害者検挙:7件、加害者特定:3件、加害者特定中:1件)
警告又はプラットフォームへの通報の削除率 73.7%(121件/164件)

本チームへ相談および通報として寄せられた1,000件以上の事例をもとに、トラブルの類型化およびリスクレベルごとの対応フローを確立させ、初動対応迅速化と実効性向上に努めております。また、UUUM専属クリエイターに対する殺害・危害予告やストーカー行為に関しても、警察等と連携の上、厳正な対応をとっております。プラットフォームにおける削除率の上昇は本取り組みの浸透によりPFサイドの理解を得られはじめていることが大きな変化と考えられます。なお、当社では本チームの設置以来、「誹謗中傷、攻撃的投稿に関する通報」窓口にて一般の方々からの情報を受け付けており、寄せられた内容を精査した上で、投稿者への警告またはSNSプラットフォームへの通報を行います。このような通報等に関する直近のトピックとして、本チームが警告または通報を行う時点で、当該投稿が自主的またはプラットフォームにより削除されているケースが増えております。この事象はクリエイターのファンをはじめとした多くの皆さまが、プラットフォーム等への通報等を率先して行ってくださったことによるものと考えており、そのような皆さまの行動に感謝するとともに、多くの方々において誹謗中傷に立ち向かうという意識の変化が起きているのではと推察しております。

<主な対応類型と具体的な対応>
・殺害予告等の脅迫行為
 →加害者検挙に向けて警察相談。必要に応じて被害届又は告訴状の提出。
・ストーカー行為
 →加害者への警告等に向けて警察相談。必要に応じて被害届又は告訴状の提出。
・名誉毀損行為、侮辱行為
 →投稿者への警告、プラットフォームへの削除依頼。悪質な権利侵害は弁護士へ連携し加害者特定の上で損害賠償請求。
・プライバシー権侵害行為(クリエイターの自宅住所、本名、出身校が公開)
 →投稿者への警告、プラットフォームへの削除依頼。任意で削除されない場合はプロバイダへの送信防止措置依頼。
・パブリシティ権侵害行為(クリエイターとの虚偽のコラボ動画、クリエイター名義・写真の広告、選挙ポスター、アダルト小説等への無断利用)
 →相手方への警告。ストア運営会社への通報。
・著作権侵害行為(YouTubeをはじめとした動画の無断転載、クリエイターIPの無断利用)
 →相手方への警告、プラットフォームへの削除依頼。
・なりすまし行為
 →相手方への警告、プラットフォームへのアカウント凍結依頼。
・その他(クリエイター名義を騙った詐欺行為、クリエイターグッズの模倣品・海賊品販売、ファンクラブ限定情報の無断公開)
 →ファンの方に向けた注意喚起、相手方への警告、プラットフォームへの通報。

<活動を通して浮上した課題・目指すもの>
当社は本チーム設置以前を含め、数多くの誹謗中傷等の事案に対処してきました。その中で、一部の掲示板では通報に対して返信もなく、対象投稿も削除されずに放置されるという事象があります。また、プラットフォームによっては、通報から対象投稿まで2ヶ月程度かかっている、対象投稿が特定されずに削除根拠資料の提出を求める連絡がくる、同一アカウントに対して90件以上など対象に削除依頼をして投稿が削除されている場合でも当該アカウントが凍結されずに残っており、権利侵害が繰り返し行われる状態が続いている、など対象の掲示板やSNSプラットフォームとの対話や悪質な事業者に対しては法的措置も含め対応が必要という事例も散見されました。誹謗中傷に対応し、クリエイターやプラットフォーム利用者にとって真に健全な環境を作るためには、掲示板やSNSプラットフォーム事業者の理解が不可欠となります。

誹謗中傷等の形も日々変化し多様化しています。本チームは常にその前線で対応する立場として声を届けるべく、総務省「誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関するワーキンググループ」への協力など、行政や業界団体等との意見交換を重ねております。本チームの活動の目指すものは、UUUM専属クリエイターへの誹謗中傷等の被害をなくすことであるのはもちろんですが、さらには、社会全体における誹謗中傷等の被害がなくなることを願い、上記のような提言、連携も含め積極的に取り組んでおります。また、少しでも多くの方、掲示板やプラットフォーム事業者の皆様に誹謗中傷等の被害について考えていただくきっかけとなるような情報発信にも継続的に取り組んでおります。

<啓発などの取り組み>
2023年6月に設置を発表したクリエイターエコノミー協会の「誹謗中傷対策検討会」を通じて、以下のような誹謗中傷対策に関する課題にも取り組んでまいりました。
・YouTubeが取り組む「ちょっとまって:投稿前に、想像しよう」キャンペーンに協力。
https://creator-economy.jp/n/n2cf766f474cc

・2023年12月7日に、クリエイターエコノミー協会主催の誹謗中傷対策フォーラム「クリエイター視点で考える、誹謗中傷を減らすために今、産官学民でできること」を実施。
https://creator-economy.jp/n/n983d917fb8e4?magazine_key=md87d620a002e

今後も加盟団体である一般社団法人クリエイターエコノミー協会、一般社団法人セーファーインターネット協会、一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構との連携も含め、より多くの方々の意識変容、行動変容に結びつくような活動に取り組んでまいります。

最後に、当社は、皆様からの通報のご協力に支えられて、UUUM専属クリエイターに対する誹謗中傷および攻撃的投稿を早期に把握し、迅速な対応をとることができております。改めまして、皆様のご協力に感謝申し上げますとともに、今後ともUUUM専属クリエイターに対する誹謗中傷および攻撃的投稿につきましては、以下の通報フォームよりご連絡いただきますようお願い申し上げます。

<誹謗中傷、攻撃的投稿に関する通報>
https://www.uuum.co.jp/inquiry-post-report

UUUM株式会社 コーポレートサイト
https://www.uuum.co.jp/
UUUM クリエイターサイト
https://www.uuum.jp/

本リリースに関する報道機関からのお問合せ先
UUUM株式会社 広報
kouhou@uuum.jp 
受付時間:平日10:00~19:00


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